記念イベント開催
2015年4月15日、京都市・フィレンツェ市の姉妹都市提携50周年を祝し、両市とフェラガモの3者共催による記念イベントが京都にて開催された。
日本とイタリアを代表する歴史ある都市、京都市とフィレンツェ市の姉妹都市提携50周年を記念して、 2015年4月16日−22日まで、世界遺産である二条城でサルヴァトーレ フェラガモのスペシャルイベントが開催された。 そのイベントを記念して「50」をキーワードにしたオンラインルックブックを公開。
サルヴァトーレ フェラガモが本社を置くフィレンツェ市と京都市の姉妹都市提携50周年を祝し、2015年4月、サルヴァトーレ フェラガモは京都にてイベントを開催した。
このパートでは二条城二の丸御殿台所(国指定重要文化財)における1週間のエキシビション(特別展示)、二の丸御殿前で開かれた姉妹都市提携50周年記念式典、
そして将軍塚青龍殿でのファッションショーまで、イベントの概要に触れる。
2015年4月15日、京都市・フィレンツェ市の姉妹都市提携50周年を祝し、両市とフェラガモの3者共催による記念イベントが京都にて開催された。
クリエイティブディレクター、マッシミリアーノ・ジョルネッティによる「京都でのイベントについて」のインタビュー
(4分59秒)
イベント当日は、二条城二の丸御殿前で京都市・フィレンツェ市の姉妹都市提携50周年記念式典が、唐門前で記念撮影が行われた。また、翌日から一週間、通常非公開の二の丸御殿台所にてエキシビションが開かれた。
写真:©Nijo-jo Castle Office
二の丸御殿台所では、シューズやジュエリーのエキシビションが行われた。会場はフィレンツェのスピーニ・フェローニ宮殿内のフレスコ画を模した内壁で覆われ、フェラガモとフィレンツェ、京都の繋がりが体感できる空間を演出。
創業者サルヴァトーレが1930~50年代にかけてデザインしたアーカイブ・シューズや、クリエイションズ・コレクション、さらに精巧なジュエリーで再現したミニチュア・プレツィオーゼ・コレクションを展示。写真は1959年、マリリン・モンローのために作られた"HONEY(ハニー)"
会場の「二条城二の丸御殿台所」からインスピレーションを受け、イタリアの中世建築における食卓をイメージした内装デザイン。
左から: 中村三之助 京都市会議長、ドメニコ・ジョルジ駐日イタリア大使、ダリオ・ナルデラ フェレンツェ市長、門川大作 京都市長、フェルッチオ・フェラガモ サルヴァトーレ フェラガモS.p.A社長、ミケーレ・ノルサ サルヴァトーレ フェラガモS.p.A CEO
二条城二の丸御殿唐門を背景に、記念式典出席者とフェラガモ・ファミリーによる記念撮影
会場となった将軍塚青龍殿は、歴史的建造物「平安道場」を移築再建したもので、昨年10月に一般公開された。ファッション関係のイベントが開催されたのは史上初。
ショーではサルヴァトーレ フェラガモ2015-2016年秋冬コレクションや2016年プレスプリング・コレクションが披露された。
ファッションショーには、多数の著名人がゲストとして来場し、ショーに華を添えた。
女優でタレントの森星さんは、姉妹都市提携記念ドレスを着用。
モデルの滝川ロランさん、櫻井貴史さん
創業者サルヴァトーレ・フェラガモが1930~50年代にかけてデザインしたシューズや、
それらを精巧に再現したジュエリー・コレクションなどの特別展示「ジュエルズ&クリエイションズ・シューズ エキシビション」が4月16日~22日、二条城二の丸御殿台所にて開催された。
このパートでは、展示されたアイテムの数々を紹介する。
フィレンツェのスピーニ・フェローニ宮殿内の工房にて、職人が 製作したシューズを確認する創業者サルヴァトーレ・フェラガモ。
1951年、サルヴァトーレは、日本の足袋からインスピレーションを受けた取り外し可能なソックスが特徴のサンダル"KIMO(キモ)"を発表。
サンダル"KIMO(キモ)"は、フィレンツェで開催されたファッションショーにて、エミリオ・シューベルトのショードレスに合わせて作られた。
1938年、インドのクーチ・ビハール藩王国の王妃(マハラニ)、インディラ・デヴィのために作られたウェッジ・サンダル"MAHARANI(マハラニ)"
マハラニ・インディラ・デヴィのために手掛けたサンダル"MAHARANI(マハラニ)"を18kイエローゴールドとルビー、 サファイヤ、ダイヤモンドなどで再現したペンダント
ルネッサンス期にイタリアで作られた木製厚底シューズからインスピレーションを得て1938年に発表された"HIGH HEEL SANDAL(ハイヒール・サンダル)"
"HIGH HEEL SANDAL"を18kイエローゴールドとホワイトゴールド、ブラックエナメルで再現したペンダント"RENAISSANCE(ルネッサンス)"
1957年、女優ソフィア・ローレンのためにデザインされた“Damigella(ダミジェラ)”
ソフィア・ローレンのためにデザインされた“Damigella(ダミジェラ)”を18kイエローゴールドで再現したペンダント
1938年、女優ジュディ・ガーランドの為に製作し、翌年、ロンドンの百貨店フォートナム&メイソンのためにバリエーションとして手掛けたシューズ"RAINBOW 2(レインボー)"
「オズの魔法使」の主役を務めた女優ジュディ・ガーランドのために作られたシューズ"RAINBOW(レインボー)"を18kイエローゴールドとジェムストーンのジュエリーで再現したペンダント
日本の着物に合わせる履物や足袋からインスピレーションを得た、ソックスが付いたユニークなデザインのサンダル"KIMO(キモ)"
サンダル"KIMO(キモ)"を18kイエローゴールドとエナメルで再現したペンダント。日本先行発売品。
1938年、中国・清王朝の伝統衣装に着想を得てデザインされたウェッジ・サンダル"BUTTERFLY(バタフライ)"
”BUTTERFLY(バタフライ)"を再現した、18kイエローゴールドとブラックオニキスのコントラストがエレガントなペンダント。 ウェッジ部分には手描きの花のモチーフ。
ジョージ・キューカー監督映画「恋をしましょう」(1960年公開)に出演したマリリン・モンローの為、1959年に製作された、クリスタルで全面が覆われたパンプス"RED(レッド)"
マリリン・モンローの為に作られた伝説的なシューズをジュエリーで再現したペンダント"RED(レッド)"
このパートでは、フェラガモとフィレンツェとの深い関わりや、創業者サルヴァトーレ、
そしてマッシミリアーノ・ジョルネッティ(クリエイティブ・ディレクター)にインスピレーションを与えた、京都や日本の文化について触れる。
マッシミリアーノ・ジョルネッティによる「自身のルーツとフェラガモのクリエーションについて」のインタビュー
(6分18秒)
中世からルネッサンス期、そして近代に至るまでイタリアの政治文化の中心地として繁栄した古都フィレンツェ。1927年の創業以来、サルヴァトーレ フェラガモが本社を置くこの都市と京都市との間で姉妹都市提携が成されたのは1965年のこと。
フェラガモとフィレンツェ市との関わりは深く、市内の美術館を管理する文化財美術館監督局とパートナーシップを組み、芸術を促進するイニシアチブにも数多く協賛している。現在もウフィツィ美術館の第三回廊の改修プロジェクトを支援中。写真はフィレンツェ文化財美術館監督局アチディーニ長官とフェラガモ・ファミリー。
"KIMO(キモ)"の発表から7年、1958年に来日を果たした創業者サルヴァトーレ・フェラガモ。
千年以上にわたり日本の政治文化の中心地として栄えた古都・ 京都。フィレンツェの旧市街同様、京都も「古都京都の文化財」が ユネスコの世界遺産に登録されている。
ファッションショー会場でのスナップ。中央は和装のマッシミリアーノ・ジョルネッティ(クリエイティブ・ディレクター)。
姉妹都市提携50周年を記念し、京都の近江屋株式会社が展開する絹織物「三軸組織」を使用したバッグやシューズ、ドレスを発表(バッグのみ市場展開を予定)
このパートでは、50周年記念式典の夜、将軍塚青龍殿で開かれたファッションショーの模様と、マッシミリアーノ・ジョルネッティによるデザインコンセプトを紹介する。
当日は、2015-16年秋冬コレクション(ウィメンズ&メンズ)に加え、2016年プレスプリング・コレクションも一部初披露となった。
マッシミリアーノ・ジョルネッティによる「最新コレクションについて」のインタビュー
(5分19秒)
将軍塚青龍殿で開かれたファッションショー
2016年 プレスプリング・コレクション
2016年 プレスプリング・コレクション
2016年 プレスプリング・コレクション
2015-16年秋冬コレクション
2015-16年秋冬コレクション
2015-16年秋冬コレクション
2015-16年秋冬コレクション
2015-16年秋冬コレクション
2015-16年秋冬コレクション
2015-16年秋冬コレクション
ショーの最後には、クリエイティブ・ディレクターのマッシミリアーノ・ジョルネッティが着物姿で登場した。