
CHAPTER 5 - CAROLINE
ヴァラ誕生40周年を記念して、出身地や年齢、生活する場所などが違いながらも「フェミニティ」や
「カジュアルエレガンス」という共通のキーワードで繋がる女性たちが、異なるスタイルの「ヴァラ」を紹介します。
キャロライン・イッサはロンドンに拠点を置く雑誌「Tank」のファッションディレクター兼CEO、そしてストリートスタイルの
ファッションアイコン。今月は彼女のユニークなビジネス経験、そして「ファッションのクラシックス」について伺います。
質問: あなたのファッションとの関わりについて教えて下さい。
10代の頃からファッション雑誌が好きだった私は、この17年間、
雑誌「Tank」に関わっていて、ファッションショーを取材したり、
若い人から既に名声を得た方まで、才能にあふれたタレントを
サポートしたりしています。ファッションというのは、その人の個性が
反映されますし、着ているウェアや靴、アクセサリーを通じて
表現したり深みを与えることもできる素晴らしいツールですね。
質問: あなたの文化的背景はあなたに影響を与えていますか?
私は非常に幸運だと感じています。中国人の母とレバノン系イラン人の
父の間に生まれた私は、あらゆる文化に対してオープンですし、
常に何かを学びたいという欲求にかられるようになったのですから。
質問: あなたのバックグラウンドは、あなたのファッションビジネスに対する考えに影響を与えていますか?
大学で経済を学び、金融系コンサルタントを経てファッション業界へ進んだ私は少し異端だったかもしれませんが、
この経験はファッションビジネスを正しく理解する上でとても役立ちました。ファッション業界で成功する為には
商業的なパートナーシップやコラボレーションが非常に大切ですが、純粋なクリエイティブのセンスや自由な表現を
どのようにファッションビジネスがサポートしてくのかを理解することもとても大切なことですから。
質問: あなたは様々な地域に住んだ経験がありますが、それはファッションや文化に対する意識にどのような影響を与えていますか?
新しいことに貪欲な私は、世界各地を旅して回るのが大好きです。サンフランシスコ、フィラデルフィア、シンガポール、そしてロンドン。
この17年の間に各地で触れた文化、食事、ファッション、建築、そしてデザインがすべて私のテイストになっていると思います。
質問: あなたにとって、時代を超越したファッションとは?
「スタイルとは、複雑なことを表現するための簡単な方法だ」という
ジャン・コクトーの名言が好きです。時代にとらわれないスタイルが
「クラシックス」だと思いますし、世代や嗜好性などに関わらず
幾度となくワードローブから引っ張り出して身に着けるもの…長い間
愛されてきたヴァラこそ本物の「クラシックス」なのだと思います。